月別アーカイブ: 2015年1月

ゴールデンレトリーバーの踵(かかと)にできた皮膚付属器母班と組織球性肉腫

8歳半のゴールデンレトリーバーの右後肢の踵に以前からタコの様なものがあって、次第に大きくなってきていたが、その横に今まであったものより早期に増大してきたできものがある。大きい方の腫瘤の細胞診をしたところ、非上皮系の悪性の … 続きを読む

ウェルシュコーギーの喉の皮下の毛芽腫(基底細胞腫)

12歳のウェルシュコーギーの喉にたるんだ皮膚の中に腫瘤を触知、飼い主の方が心配になって来院。細胞診をしたところ、針生検で採取したにしては細胞が多く取れていたことと上皮系の腫瘍細胞に見えたため、切除バイオプシーに進んだ方が … 続きを読む

雑種犬の腹側部の時間の経過した慢性化膿創

中年の雑種犬が多頭飼育だった為、気づくのが遅くなって化膿壊死した大き目の慢性化膿創。傷の深部まで硬結しており、周囲の筋肉にまで炎症が進んでいた為、変性を起こしていた筋肉や皮下織を全て切除した。切除後は大きな欠損部になった … 続きを読む

犬歯の折歯の修復

ラブラドールレトリーバーが犬舎の金属製の扉を咬んで、犬歯を折ってしまった。歯髄が露出しているが、まだ新鮮な生活歯髄なのですぐに歯冠を歯科セメントで埋めてあげることでしばらく普通の機能を維持できるので、歯科処置をした。 & … 続きを読む

ゴールデンレトリーバーの異所性尿管による尿失禁

7ヶ月齢の雌のラブラドールレトリーバーが仔犬の時から尿を漏らしていたということで精密検査をご希望された。そのためルーチンの血液検査と尿検査および血管造影剤によるX線造影検査を実施した。血液検査結果はほとんど異常が無かった … 続きを読む

ラブラドールレトリーバーの頭頂部の皮膚の炎症性偽腫瘍

6歳半のラブラドールの頭頂部の皮膚に大小の腫瘤が存在、最近増大傾向になってきたので見て欲しいと言うことで来院。大きい腫瘤のニードルバイオプシーの細胞診では紡錘形の非上皮系腫瘍のような細胞が見られたため、万一悪性腫瘍だとい … 続きを読む

犬と猫の口腔内腫瘤2例

1例目はシーズー9歳で飼い主の方がたまたま口の中にできものが出来ているのを見つけて来院した。出来方としては悪性のものには見えなかったので、切除バイオプシーとして対処した。病理検査では線維腫性歯肉腫で、これは歯根膜に由来す … 続きを読む

11歳半のゴールデンレトリーバーのセルトリー細胞腫

耳から汚れが多く出る症状と被毛が薄くなったこと、そしてやや多飲多尿が気になって来院した11歳半のゴールデンレトリーバー。身体検査をすると全身の被毛が薄く、ほぼ全ての乳頭が肥大しており、皮膚は全体に肥厚気味、そして左の睾丸 … 続きを読む

猫の交通事故による横隔膜ヘルニアと骨盤複雑骨折および尾椎骨折

雑種猫が交通事故で全く動けない状況で来院した。ショックの状態だった為、静脈確保により急速点滴、また呼吸が荒く努力呼吸をしており、右側の心音が聞き取り難かった為、胸腔内の液体の存在か横隔膜ヘルニアを疑った。呼吸が落ち着くま … 続きを読む

13歳半の雑種犬の大腿部皮下の起源不明肉腫

13歳半の雑種犬の右大腿部皮下に飼い主が偶然腫瘤を発見して、来院した。まず院内でニードルバイオプシーにて細胞診をしたところ、非上皮系の悪性腫瘍であることが判った。そこで急遽、この腫瘍を切除することになった。切除した組織は … 続きを読む