月別アーカイブ: 2015年7月

ビーグル犬の鶏卵大の膀胱結石の摘出手術

9歳のビーグルが以前より頻尿や少量の出血があったようですが、ここ数日元気や食欲が無くなってきたということで来院された。触診で膀胱の位置に硬いボール状のものが触知できたので、血液検査などのルーティン検査とX線検査さらにエコ … 続きを読む

皮膚欠損を皮膚形成外科により修復

耳介の後方(裏)の皮膚の哆開部の化膿により、壊死した皮膚を切除した後、皮膚の欠損部が大きく通常の縫合で閉鎖した場合、耳介が後方に引きつられ、形成上違和感が出てしまう為、皮膚の前進皮弁(フラップ)による修復術を実施した。経 … 続きを読む

老齢のウェルシュコーギーの多発性骨髄腫(形質細胞腫)

12歳のウェルシュコーギーで2年前に保護センターから来た保護犬で当初より後駆麻痺があり、歩行ができない状態だったが、今回ワクチン接種のための健康診断をすることになり、血液検査も実施した。その結果、血清の総蛋白10.5グロ … 続きを読む

老齢猫の口腔内の扁平上皮癌

老齢の日本猫が、食欲が減少してきた、口の周囲がいつも汚れるようになった、下顎が少し腫れてきた、という主訴で来院された。飼い主の方は口内炎か歯の問題があるのではないかと思っていらしたようだったが、口腔内を見てみると右の下顎 … 続きを読む

犬の耳介皮膚に認められた肥満細胞腫

13歳のミニチュアダックスフンドの耳介の皮膚に直径1.6cmと7mmの腫瘤があり、ここ2週間程で大きくなってきたということで来院。針生検による細胞診で肥満細胞腫と診断した。複数の肥満細胞腫が増大傾向があることから、切除手 … 続きを読む

高齢のミニチュアダックスフンドの肛門周囲腺腫

16歳の雄のミニチュアダックスフンドが最近肛門の右側に腫れ物が出来て大きくなってきたという主訴で来院された。腫瘤の成長が早めだったことと、排泄に支障を来たす可能性もあったこと、さらに16歳にしては血液検査上も画像診断上も … 続きを読む